Steamのファミリーライブラリシェアリングで気づいた欠点(ていうか仕様)

ファミリーライブラリシェアリングという神機能

使ったことない人は使ったほうがいい

Steamには「ファミリーライブラリシェアリング」という機能があります。
これは他のSteamアカウントが持っているゲームを共有できるという機能で、まぁ有り体に言えば

「お前のスマ○ラ貸して!!」

「ええよ!!!」

っていうことができちゃう機能です。

本来は名前の通り「各々のSteamゲームを家族内で共有しよう」みたいな(それってどんなヘビーゲーマー一家だよ)狙いの機能だと思うんですが、気心の知れた友達と
このゲームおもろいんだよー」「えーじゃーやらしてー
ってやるにはもってこいです。

なんだ神機能じゃねぇか!」って思うかもしれませんが

思わぬ落とし穴

がありました。

まずファミリーライブラリシェアリングの設定ですが、ちょいとめんどくさくて、お互いのPCで相手のアカウントでログインしてから、 Steamの設定でファミリーライブラリシェアリングを有効にしてやる必要があります。

そしたらあとはもう夢の国。
自分の持ってるゲームが二倍になった!! ウヒャホーイ!!

って喜んでるのもつかの間。この前、シェアをした友達の「Kenshi」を起動しようとしたら

できません👼

とかぬかしやがった!!

「はいいいいいいいいいい!? じゃあ今までの僕のわくわく奴隷ライフはどうなるの!!?」

と思ったら、以前プレイしていたときに右下に

(友達のアカウント)がゲームを始めちゃうよ! はやく終われ!

みたいなメッセージが出てきたことを思い出しました。

そのごいろいろ試してみた所、どうやら

一つのライブラリは一人のプレイヤーしか同時には使えない

つまりは友達が自分のゲームをプレイしている間は友達のゲームのどれも遊べなくなる(逆もしかり)

ということらしいです。まぁ当然っちゃ当然か。
一つのゲームで二人で協力プレイ!みたいなことはできません。そう考えるとPS4のシェアプレイとかSwitchのおすそわけってやりやすいように設計されてるなぁって感じました。

なので、ファミリーライブラリシェアリングを使用してのゲームの共有をするときは、相手とプレイする時間帯がかぶらないよう気をつけないといけないという記事でした。

Wikiに掲載されているようなゲームのマップを作る方法

はじめに

ここではフリーの作図ソフト、『AR CAD』を用いてゲームの簡易的なマップを作成する方法を説明します。

今回は『Bloodborne』の序盤ステージを例に作成します。

 

AR CADについて

『AR CAD』はフリーで利用できるCADソフトです。
CADとは端的にいうと『作図・設計』ができるソフトで、AR CADはそれを手軽に行なえます。
Windowsに最初から入っているペイントのような感覚で、直感的に操作することができるので、初心者の方でも大丈夫です。
まずはインストーラーをダウンロードしましょう。

 

画面の説明と前準備

AR CADを起動すると3つウィンドウが出てきます。ここではその3つのウィンドウと、必須級のウィンドウの表示と、必須級のショートカットキーの説明を行います。

図面

その名の通りです。ここで線を引いたり色を塗ったりしてマップを作っていきます。

ツールボックス

ここに表示されているツールを用いて作図していきます。

画面表示

表示させたいところを任意に選択できるウィンドウです。

レイヤー

今回はあまり使用しない機能です。
こういった画像加工ソフトでは複数の層に分かれて画像を編集していきます。層に別れていると、細かい編集が可能になります。おそらくイマイチ理解できない方がいると思うので、以下のサイトを参考にすることをオススメします。

覚えておくべきショートカット 『Ctrl + Z』

『Ctrl + Z』というショートカット、聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。効果は『操作を一つ前に戻す』というものです。例えば描いていた図を間違って消しゴムで消してしまった場合、Ctrl +Zを押せばその操作は無かったことになり、消される前に戻ります。これはあらゆるアプリケーションで有効なので覚えておきましょう。

作り方

基本的に実際のゲームの画面を見ながら作っていきましょう。
もし作図のとき間違えてしまったときは、先述した『Ctrl + Z』を押して操作を1手戻しましょう。
また、AR CADは作図しやすいように、図面のドットにマウスをポイントしやすくなっています。その設定は右の青とグレーのボタンで変えられますが、基本的に一番左のボタンがオンになって(青くなって)いれば大丈夫です。

 

大まかに地面を描く

まずは基礎となる地面を描きましょう。今回はプレーヤーが歩ける地面だけ描きます。

下書きとなる線を引いていきましょう。左のツールボックスから『直線』と書かれたツールを選びます。

これだけでは一本ずつしか線を引けないので、上に表示される『連続入力モード』にチェックを入れましょう。そうすれば画像のようにサクサクと多角の線を引くことができます。

もし間違って線を引いてしまったら、右クリックして『1点キャンセル』を選びましょう。一回だけ操作をキャンセルしたい場合は『1点キャンセル』です。
引き終わったら、同じく右クリックで出てくる『確定』を押しましょう。

これで下書きの線が引けました。次はこれをもとに塗っていきましょう。
左のツールボックスから『短形』を選び、上に表示されるツリーから『任意多角形(ポリゴン)』を選びましょう

次に、その下にある『パターン』のツリーを開きましょう。今回は『BDiagonal』を選択します。これは何かというと塗りつぶす模様の種類です。他にも同じ色で塗りつぶす『純色』や、いろいろな塗りつぶし方を選べます。

選択できたら、先程書いた下書きをなぞっていきましょう。

同じように、間違えてしまったときは右クリックメニューから『1点キャンセル』を選び、囲い終わったときは『確定』を選びましょう。

確定すると、こういうふうに囲んだところが先程選択したパターンや色に塗りつぶされます。地面をきちん塗ることで、他と見分けがつきやすくなります。これで地面を描くことができました。

 

障害物などを描く

現在製作しているマップには、中央に進入不可の家があったり、角に像があったりと、障害物がちらほらあります。

これらをマップに描きましょう。
まず中央の家から。先ほどと同じように短形ツールを選び、パターンツリーから『純色』、建築物なので色は『木肌』にすることにします。

次は角の像。短形ツールの下に『円・円弧』ツールがあるので、それを選択してから同じように純色で塗りつぶします。石像っぽいので、銀色にしておきます。

左の奥の方にある土のうたちは、そんなに大きなオブジェクトではないので割愛します。同じように、今回は丁寧に作っているので石像も描きましたが、よっぽど大きいか、もしくは仕掛けがあるだとか進行に関わってくるものでない限り、こういった装飾ないし障害物は描かなくても大丈夫だと思います。あくまで、プレーヤーが理解できる範囲で大丈夫なのです。

灯りは進行に関わってくるオブジェクトなので、ちゃんとマップに描いておきましょう。像と同じように『円・円弧』ツールで塗りつぶします。

 

文字を入れる

今度はマップを説明する文字を入れましょう。
といっても、がっつり説明する文章ではなく、マップに描いたモノの名前や、つながっているルートの名前などのことです。

まずは描いた図形の説明から入れていきましょう。
左のツールボックスから『マルチ文字』ツールを選択し、図面をクリックすれば文字を入力できます。

マルチ文字ツールを選択すると『文字入力フォーム』というウィンドウが出てきます。ここでは文字のフォントや大きさなどを変更することができます。文字の色は図示したところで変更できます。
また、ツールボックスにある『移動』ツールを選択し、文字を左クリックしてから矢印キーを押すことで、文字を移動させることができます。これは文字だけではなく、図形や線も移動させることができます。

AR CADには、マルチ文字ツール以外にももう一つ『簡易文字』ツールがあります。

簡易文字ツールは、簡単に言うと『字のハンコを作るツール』です。
文字入力フォームで入力した任意の文字列を、判子を押すように素早く描くことができます。何個も同じ文字を描かなければならないときはこっちを使うといいでしょう。

次はこのマップにつながるルートの説明を描きましょう。
今回は便宜上、右を『橋』というルート、左を『階段』というルートにつながると仮定して描きます。
扉がある場合は、扉だとちゃんと分かるように描きましょう。
直線ツールで左のルートに扉を、マルチ文字ツールで説明文を描きます。

次に進行に関わるオブジェクトに文字を入れましょう。
すでに『灯り』には文字を入れていますね。このエリアにはもう一つ『異邦人』というNPCがいます。彼についての文字を入れましょう。

今回は進行に関わるモノの文字を『赤』、ルートについての文字を『青』、障害物についての文字を『黒』にしました。このように、モノの種類によって文字の色やフォントを変えるとマップは比較的見やすく作れます。

 

その他アドバイス

色は原色(真っ赤真っ青真っ黄などの色の濃さが強い色)は使わないようにしましょう。我が強すぎてケバケバしく、マップがチープに見えてしまいます。

フォントにはこだわりましょう。デフォルトのまんまの『MSゴシック』や、使い古された『丸ポップ体』などは、見栄えの良さが関わってくる類のもので使用するのは悪手です。

適度に手を抜く(割愛・省略)ようにしましょう。あまり凝りすぎると大幅に時間を食ってしまいます。『神は細部に宿る』だとか、『小さいところにもこだわる』というものは美学ですが、Wikiなどにのせるマップを作る際は無視したほうが賢明です。あくまで、『パット見で分かりやすく』なればいいのです。

 

結び

これにて説明は終わりです。
文字の色や、塗りつぶしの際のパターンのチョイスは、今回指定した通りである必要はありません。あくまで皆さんの自由です。その作るマップを掲載する場所に合うような色、模様などを、よく考えて決めてください。パット見の印象で読んでくれるか読んでくれないかが決まることもあります。ゆめゆめお忘れずに。